音と映像を綺麗に飛ばすビデオトランスミッター【Transvision Pro】は当店の人気商品ですが、
この度、音質重視のデジタルオーディオ専用機【TP-WTA03】を販売開始致しました。
【Transvision Pro】は2.4GHzのアナログ電波でしたが、
こちらは同じ2.4GHzでもデジタル送受信機ですので、
電波感度により音が悪くなると言った事がない訳です。
オーディオ機器、ビデオ機器を離れた場所のいいスピーカーで、いい音で聴けるんです。
またiPhoneはもちろん、その他の携帯音楽プレイヤーを送信機側に繋いで遠くのスピーカーへ飛ばしたり、
受信機側(スピーカー側)に繋いでダイレクトに聞く事もできます。
5.1chホームシアターシステムでは、普通はリアスピーカーまで長〜い配線が必要ですが、
この装置を使って遠い方のスピーカーへ飛ばしてしまえばいいのです。
飛距離は最大150メートル。屋内の別々の部屋でも20メートル程度は問題なく飛びました。
ちょうど無線LANと同じ程度の飛距離と思って間違いないかと思います。
ならば、同じ2.4GHzなので無線LANと電波干渉してしまうのでは?と気になりますが、
当社でのテストでは干渉している様子は見受けられませんでしたし、
万が一干渉らしき現象が起こった場合もチャンネル切り替えで、周波数を変更し回避出来ます。
音質に関しても気になります。
そこで、プロ用スタジオモニタースピーカーの名器 FOSTEX NF-1(税込\62,790×2本)
で聴き比べて見ました。
本機を使わずアンプに直接継いだ場合と、無線で飛ばした場合とを比較しましたが、
聞き比べてみても、その違いがすぐにわかりません。
他のスタッフも同じ音にしか聞こえないようで、高域〜低域まで迫力ある良い音が出ています。
もしかすると普通の方がこの差を聞き分けるのは、ちょっと難しいのかもしれませんが、
実はこのFOSTEX NF-1は、私が過去に音楽制作で生計を建てていた頃に、
音質にこだわって使っていたモノなのです。
その耳で何度も繋ぎ変えてじっくり比較した印象ですが、
「プロ用スタジオモニタースピーカーの名器FOSTEX NF-1の音」が… ↓
「普通のプロ用スタジオモニタースピーカーの音」というレベルの劣化に感じられました。
デジタルトランスミッターですので、これはおそらく無線による劣化ではなく、
本機のデジタル←→アナログコンバーター(変換)の性能の限界を、
FOSTEX NF-1のような繊細なスピーカーを使った為に、
その繊細な違いを聞き分けられたのではないかと判断致しました。
この価格で、ほぼ同じ音質で再現できる家庭用オーディオトランスミッターとしては◎合格!
ではないかと思うのですが、オーディオマニアの方や、プロの現場での用途の方は、
以上の情報を参考に導入をご検討下さい。